洗濯機はどのように準備すれば良いのか？

洗濯機を移動させる場合には水抜きはもちろん、様々な気を付けなければならないことがあります。

冷蔵庫のように何週間も前から計画を立てる必要はありませんが、洗濯機はコンセントを差せば機能する電化製品では無く、蛇口と接続したり、排水ホースなど接続させなければなりません。

そういった意味では運搬に手間のかかる洗濯機について引越し時の水漏れや故障を防ぐためにも正しい手順で行いましょう。

洗濯機の水抜きの方法

洗濯機は冷蔵庫同様に前日には水抜きを済ませておく必要があります。機種によって異なる場合もありますので説明書を必ず読んでください。

まずは洗濯機の中を空にして蛇口を閉めます。

一分間程度回し給水ホースの水を抜きます。この時点で給水ホースの取り外しが可能です。

次に脱水をして洗濯機内部の水を抜きます。終わりましたら排水口から排水ホースの取り外しが可能です。

どの機種も大抵は給水ホース→洗濯機→排水ホースの順番で水を抜く流れになります。

30分から１時間程度もあれば洗濯機の水抜きは完了しますが、乾燥させるために前日には済ませておきましょう。

ドラム式洗濯機は水抜き方法が違う

最近はドラム式洗濯機が人気でこちらを利用している人も少なくないと思います。

ドラム式は従来の縦型に比べ重量が重く大型であることも多いので普通の全自動洗濯機よりも運搬は大変です。

また、輸送用ボルトでドラム槽が動かないように固定しなければ故障の原因にもなり大半の引越し業者から断られますので事前に有無を確認しておく必要があります。

そして水抜きも若干異なります。給水ホースに関しては同様ですが、排水は糸くずフィルターから行います。

糸くずフィルターをすこしづつ緩めて洗面器などへすこしづつ水を排出させて水が出なくなれば糸くずフィルターを拭いて元に戻します。

あとは同様に排水ホースの水を抜けばドラム式洗濯機の水抜きは完了です。

ドラム槽が動かないように固定用ボルトで固定すれば準備OKです。

洗濯機の部品をなくさない

洗濯機を取り外すと様々な部品が外れます。例えばパナソニックの全自動洗濯機 NA-FA11K1では下記のような付属品があります。

付属部品を一つにまとめて無くさない様に保管する必要があります。

洗濯機の運搬

洗濯機は重量も運搬も大変ですが、設置も水回りの電化製品であり正しく行わなければ水漏れや火災の原因にもなるのでプロに任せたほうが安心です。

取り付け費用は別途5000円前後かかりますが、引越し業者によってはサービスしてくれるところもあります。

とちらにしても別で依頼するよりも安いことが多いので引越し依頼時に問い合わせてみて下さい。

洗濯機のみの引越しプランはそんななか洗濯機のみの輸送に向いているプランを調べると

らくらく家財宅急便（ヤマトホームコンビニエンス)

があります。

ちなみに参考として全自動洗濯機、ドラム式洗濯機ともにCランク（3辺250㎝）で東京→大阪に送る場合は8,855円となっています。

https://form.008008.jp/mitumori/PKZI0100Action_doInit.action

しかし、時期やタイミングによっては引越し業者や赤帽のほうが安いという事もありますので、洗濯機一つの場合もしっかり比較してから業者を選ぶことをおすすめします。

引越し業者を比較してみる→ズバット引越し比較

もしトラックなどを用意して自分たちで運ぶのなら、２人以上で運びましょう。横に傾けると故障する可能性もある為、重量的に1人でも可能でも縦の状態で運搬するために2人で運ぶことをお勧めします。

洗濯機の処分も検討

古い洗濯機ならば買い替えるタイミングかもしれません。まあ、激しく振動するものなので洗濯機の寿命は意外と短いです。

新居にて早々に寿命を迎えてしまっては引越し料金が無駄になりますので今の洗濯機の使用年数を考慮して検討したほうが良いと思います。

処分となれば粗大ごみとして捨てれない品目である洗濯機。

家電リサイクル法によるリサイクル料金は2530円～3300円となっています。

ご自身で指定場所に持ち込めばこの料金ですが、回収業者に依頼すれば運搬料がプラスされます。

まだ使えるのならリサイクルショップなどで売るという選択肢もあります。