引越しの準備で意外と時間がかかるのが「荷造り」です。中でもダンボールの詰め方を間違えると、荷物が壊れたり、運搬が大変になったりすることもあります。
また、ダンボールを購入せずに、引越し業者から無料で手に入れる方法を知っておくと、費用の節約にもつながります。
この記事では、引越しのダンボールを正しく詰めるコツと、無料でもらう方法をわかりやすく解説します。
ダンボールの正しい詰め方
1. サイズを使い分ける
ダンボールは「小」「中」「大」の3サイズを使い分けるのが基本です。
- 小サイズ:本・食器・調味料など重いもの
- 中サイズ:衣類・靴・日用品など適度な重さのもの
- 大サイズ:布団・ぬいぐるみなど軽くてかさばるもの
重い物は小さい箱に、軽い物は大きい箱に入れると、運びやすく安全です。
2. 底をしっかり補強する
底が抜けるのを防ぐため、ガムテープは「H字」に貼ります。
- 中央1本+両サイド2本の計3本貼る
- 重い荷物を入れる場合はさらに十字補強を追加する
3. 詰める順番
詰める順序にもポイントがあります。
- 重い物を下に入れる
- 軽い物を上に重ねる
- 隙間には新聞紙やタオルを詰めて固定する
- フタを閉めたときに平らになるように調整する
この方法で積み重ねても安定し、箱がつぶれにくくなります。
4. 割れ物や液体の梱包
壊れやすい物や液体は特別な配慮が必要です。
- 食器やグラス:1つずつ新聞紙で包み、立てて入れる
- 瓶類:ラップで巻いた後、ジップ袋に入れる
- 液体ボトル:キャップをテープで固定し、袋に入れる
立てて詰めることで衝撃を受けにくくなります。
5. ラベルをわかりやすく書く
荷物を開けるときに迷わないよう、箱の上面と側面に内容を書きます。
- 「キッチン/食器」「寝室/衣類」など
- どの部屋に運ぶかも書いておくと仕分けが簡単
【引越し業者からダンボールを無料でもらう方法】
多くの引越し業者は、見積もり契約をすると無料でダンボールを提供してくれます。代表的な業者のサービス内容を以下にまとめます。
- サカイ引越センター:単身10枚、家族50枚まで無料。ガムテープ付き
- アート引越センター:10~20枚ほど無料。リサイクル回収対応
- アリさんマークの引越社:単身10枚前後無料。紙テープ付き
- 日本通運・ヤマトホームコンビニエンス:プランによって10~30枚程度無料
見積もりの際に「ダンボール無料サービスはありますか?」と確認するだけで、ほとんどの場合は提供してもらえます。さらに、引越し後の不要ダンボールを無料回収してくれる業者も多くあります。
【追加で安く入手する方法】
無料分で足りない場合は、次のような方法で安く調達できます。
- スーパーやドラッグストアで不要ダンボールをもらう
- 通販サイトで「引越し用ダンボールセット」を購入する
- フリマアプリで未使用品を安く購入する
特にスーパーなどの店頭で聞くと、サイズの揃った箱を簡単に手に入れることができます。
目次
スーパーやドラッグストアで不要ダンボールをもらう
引越しの際に使うダンボールは、実はスーパーやドラッグストアでも無料で入手できることが多いです。
店舗では、商品の搬入時に大量のダンボールを使うため、毎日多くの空き箱が発生します。これらは基本的に廃棄されるため、希望すれば無料で譲ってもらえることがあります。
1. もらうタイミングを見極める
お店でダンボールをもらうには、時間帯を意識すると効率的です。
- 午前中(10時〜12時頃):商品が陳列された直後で、きれいな箱が出やすい
- 夕方(17時〜18時頃):品出し後の不要ダンボールが整理されるタイミング
この時間帯に店員さんへ声をかけると、状態の良いダンボールをもらえる可能性が高くなります。
2. 店員さんへの声のかけ方
基本的にはレジや品出しをしているスタッフに丁寧に尋ねましょう。
「引越しの荷造りで使いたいのですが、不要になったダンボールをいただけますか?」
このように理由を伝えるとスムーズです。
店によってはバックヤード(倉庫)に保管している場合もあり、快く対応してもらえることが多いです。
3. 状態の良いダンボールを選ぶポイント
もらう際には以下の点を確認しましょう。
- 破れや汚れがない
- 底や角がしっかりしている
- 中に食品のにおいが残っていない
特にドラッグストアのダンボールは、化粧品や日用品が入っていたものが多く、清潔で使いやすい傾向があります。
スーパーの場合は、青果や食品が入っていた箱もあるため、内側が湿っていないか注意してください。
- イオン・イトーヨーカドー・西友などの大型スーパー:
ほぼ毎日多くの空き箱が出るため、入手しやすい。 - ドラッグストア(マツモトキヨシ、ウエルシア、スギ薬局など):
小さめの箱が多く、書籍や小物の梱包に向いている。 - ホームセンター(カインズ、コーナンなど):
サイズの大きな箱が手に入りやすい。
【注意点とマナー】
- 無断で持ち帰らず、必ず店員に許可を取る
- 一度に大量に持ち帰らない(他の利用者のことも考慮)
- 汚れた箱は引越しには使わない
- 感謝の言葉を忘れずに伝える
店側にとっては廃棄予定のものでも、マナーを守ることで気持ちよく対応してもらえます。
通販サイトで「引越し用ダンボールセット」を購入する
引越し業者から無料で提供される枚数だけでは足りない場合、通販サイトで「引越し用ダンボールセット」を購入するのが便利です。
セット商品は、サイズが統一されており、ガムテープや緩衝材まで付属していることが多いため、届いてすぐに荷造りを始められます。
1. 通販サイトで探すときの検索キーワード
購入する際は、以下のようなキーワードで検索すると、目的の商品をすぐ見つけられます。
- 「引越し ダンボール セット」
- 「引越し 段ボール テープ付き」
- 「引越し用 ダンボール 10枚 セット」
- 「引越し ダンボール 一人暮らし用」
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手通販サイトで幅広く取り扱われています。
2. 価格相場の目安
セット内容や品質によって価格は変わりますが、一般的な目安は以下の通りです。
| セット内容 | 想定人数・用途 | 価格の目安(税込) |
|---|---|---|
| 小~中サイズ10枚+テープ | 一人暮らし(荷物少なめ) | 約1,000〜1,800円 |
| 20~30枚+テープ+緩衝材 | 一人暮らし〜2人暮らし | 約2,000〜3,000円 |
| 40~50枚+ガムテープ・布団袋付 | 家族向け | 約3,500〜5,000円 |
| 大型セット(60枚以上) | 戸建て引越し | 約5,000〜7,000円 |
ガムテープや緩衝材付きのセットを選ぶと、別途購入の手間が省けて便利です。
3. ダンボールのサイズ選び
引越し用セットには、多くの場合「小」「中」「大」の3種類が入っています。それぞれ用途に合わせて使い分けます。
- 小サイズ(幅35×奥行25×高さ25cm前後)
本・食器・CD・小物など重い物を入れる - 中サイズ(幅45×奥行35×高さ35cm前後)
衣類・靴・雑貨など一般的な荷物用 - 大サイズ(幅60×奥行40×高さ40cm前後)
枕・布団・軽い衣類などかさばる物向き
統一サイズのセットもありますが、複数サイズが混ざっているものの方が使い勝手が良いです。
4. 素材と強度のチェックポイント
通販の引越し用ダンボールは、強度に差があります。購入前に「仕様欄」を確認するのがおすすめです。
- 厚み(強度):5mm前後のAフルートが一般的。重い物を入れる場合はAフルート以上を選ぶ
- 材質表示:「強化ダンボール」「二重構造(Wフルート)」と書かれているものはより丈夫
- 耐荷重:10〜15kg程度を目安に。書籍用なら20kg対応が理想
強度が弱いと底抜けの原因になるため、重い荷物を入れる人は丈夫なタイプを選びましょう。
5. おすすめの付属品があるセット
最近では、単なる箱だけでなく、次のような便利アイテムが同梱されたセットも増えています。
- ガムテープ(クラフト・布テープ)
- 緩衝材(プチプチ・紙クッション)
- 布団袋・衣装用カバー
- 油性マーカー
- ラベルシール(部屋名を書けるタイプ)
これらがあると、別々に買うよりもコスパが良く、梱包作業がスムーズに進みます。
【購入時の注意点】
- 配送日時に注意:ダンボールはかさばるため、在宅時に受け取れるよう調整
- 保管場所を確保:届くとかなりの体積になるので、玄関や廊下にスペースを空けておく
- レビューをチェック:強度や臭い、テープの粘着力など、実際の使用感を確認しておくと安心
【こんな人に通販購入がおすすめ】
- 業者からもらえる枚数だけでは足りない人
- 綺麗でサイズが揃った箱を使いたい人
- 自宅に直接配送してもらいたい人
- 深夜や休日に準備を進めたい人
通販は「必要な時にすぐ届く」「品質が安定している」という点で非常に便利です。
フリマアプリで未使用品を安く購入する
引越し準備の必需品であるダンボールは、意外と費用がかかるものです。業者から無料でもらえる分では足りない場合、追加購入が必要になりますが、通販で買うと数千円かかることもあります。
そこで便利なのが、フリマアプリを利用して未使用または新品同様のダンボールを安く購入する方法です。ここでは、探し方から注意点まで詳しく解説します。
フリマアプリでの探し方
フリマアプリ(メルカリ・ラクマ・PayPayフリマなど)では、引越し後に余った未使用のダンボールを出品している人が多くいます。検索欄に以下のようなキーワードを入力すると効率的に見つけられます。
- 「引越し ダンボール 未使用」
- 「引越し用 段ボール セット」
- 「サカイ引越センター ダンボール」
- 「アート引越センター ダンボール」
特に「業者名+ダンボール」で検索すると、引越し業者の純正品(強度が高いもの)がヒットしやすくなります。
相場の目安
フリマアプリでは、出品者が不要になった新品ダンボールを格安で販売しているため、通常より安く購入できます。おおよその相場は以下の通りです。
| 枚数 | 状態 | 価格相場(税込) |
|---|---|---|
| 5〜10枚 | 未使用・軽度の折り跡あり | 約500〜1,000円 |
| 10〜20枚 | 完全未使用・業者ロゴ入り | 約1,000〜1,800円 |
| 30枚以上 | 送料込み・大型セット | 約2,000〜3,000円 |
新品を通販で購入する場合よりも、2〜4割ほど安く手に入ることが多いです。
出品されている主な種類
フリマアプリでは、次のようなタイプのダンボールが多く出品されています。
- 引越し業者の純正箱
サカイやアートなどの業者ロゴ入り。厚みがあり強度が高い。 - 市販品の未使用セット
通販で買って余ったダンボールをそのまま出品しているもの。サイズがそろっている。 - 再利用品(美品)
一度使ったが汚れがなく、再使用可能な状態の箱。価格は最も安い。
【購入時のチェックポイント】
フリマアプリで購入する際は、状態や条件をよく確認することが大切です。
- 商品説明に「未使用」または「未使用に近い」と記載があるか
- 折り目やシール跡がないか(写真で確認)
- サイズが具体的に明記されているか
- 送料込みかどうか(大型サイズは送料が高くなる傾向あり)
- 出品者の評価が高いか(目安として★4.5以上)
【賢く購入するコツ】
- まとめ買いを選ぶ
枚数が多いセットほど、1枚あたりの単価が下がる。 - 近隣出品者を探す
同じ地域からの発送を選ぶと送料が安く、到着も早い。 - 価格交渉をしてみる
「即購入希望ですが○○円で可能ですか?」と丁寧に依頼すると、値引きに応じてもらえることがある。 - 時期を見極める
引越しシーズン後(3〜4月、9月頃)は出品数が増えるため、選択肢が豊富。
【注意点】
- 写真だけでは状態を完全に判断できないため、汚れやにおいが気になる人は慎重に選ぶ。
- 「使用済み」「古紙扱い」などの記載があるものは、強度が低下している可能性がある。
- 出品者によっては「手渡し限定」「大型不可」の場合があるため、発送方法を確認しておく。
- 返品が難しいことを前提に、事前に質問をして不明点を解消しておく。
フリマ活用のメリットと活用法
【メリット】
- 通販より安く入手できる
- 強度のある業者箱を格安で購入できる
- 枚数やサイズを柔軟に選べる
活用法
- フリマで購入した丈夫な箱は重い物・貴重品の梱包に使用する
- スーパーやドラッグストアで無料でもらった箱は、軽い物や一時的な収納に活用する
このように用途を分けることで、コストを抑えながら効率よく荷造りができます。
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