引越し料金は比較しないと2〜5万円以上損することもあります。
まずは無料で、あなたの条件に合う最安の引越し業者を
チェックしましょう
※完全無料・最大10社の中から最安業者が見つかる
ペットと引越すときに最優先したいのは、荷物の運び方より「脱走させない」「体調を崩させない」「新居で迷子にしない」ことです。
犬・猫・小動物は、段ボールの増加、家具の移動、知らない作業員の出入り、車での移動、新居のにおいなど、短時間に大きな環境変化を経験します。引越し当日は玄関や窓の開閉も増えるため、普段は脱走しないペットでも事故が起きやすい状況になります。
- 新居で飼育できる条件を確認する
- キャリー・クレートと移動方法を事前に決める
- 当日は作業員とペットの動線を完全に分ける
- 新居では最初から家全体へ放さない
- 犬の登録・マイクロチップ情報など住所変更を忘れない
ペット輸送業者の比較や移動手段そのものではなく、引越し前日から新居に慣れるまでの事故防止と手続きに絞って解説します。

最初に確認するのは「ペット可」ではなく飼育条件
新居が「ペット可」と書かれていても、どの動物でも自由に飼えるとは限りません。
契約前に確認したいこと
- 犬・猫・小動物など対象となる動物
- 大きさ・体重の制限
- 飼育できる頭数
- 共用部での移動ルール
- ケージ・抱っこなどの指定
- 退去時の原状回復に関する特約
「ペット相談可」と「自分のペットを飼育できる」は同じ意味ではありません。動物の種類・頭数・大きさを管理会社や大家へ具体的に伝えて確認します。
引越し1〜2週間前|キャリーを「当日だけ使う箱」にしない
引越し当日に突然キャリーやクレートへ入れようとすると、警戒して入らないことがあります。
普段から扉を開けた状態で部屋に置き、いつもの毛布やタオルを入れて、落ち着ける場所として慣らしておきます。
慣らすときのポイント
- 無理に押し込まない
- 中へ普段使う敷物を入れる
- 短時間から始める
- 車移動する予定なら短い乗車も検討する
- 移動当日に初めて使う状態を避ける
高齢、持病がある、極端に移動を怖がるなど心配がある場合は、移動方法や必要な準備を事前にかかりつけの獣医師へ相談しておくと安心です。
引越し前日|ペット用品は段ボールへ入れない
フードやトイレ用品まで一般の引越し荷物へ入れると、到着後すぐに取り出せないことがあります。
ペット専用バッグを作り、飼い主が手元で管理します。
- 普段のフード
- 飲み水・器
- トイレ用品・ペットシーツ
- 常用している薬
- 診察券・健康情報
- 首輪・ハーネス・リード
- タオル・ブランケット
- 汚物処理用の袋
- 予備のリード
数日分を手元に残しておけば、荷物の到着が遅れた場合にも対応しやすくなります。
引越し当日|一番危ないのは荷物の搬出・搬入中
当日は玄関が長時間開き、作業員が何度も出入りします。家具を動かす大きな音も発生します。
ペットにとっては、引越し全体の中でも脱走・パニックが起きやすい時間です。

作業員とペットの動線を分ける
最も安全なのは、引越し作業が始まる前にペットを別の場所へ移すことです。
- ペットホテル
- 動物病院の一時預かり
- 家族・知人宅
- 荷物を出さない施錠できる部屋
自宅内で待機させる場合は、「この部屋は開けない」と作業員全員が分かるようにします。
作業員が荷物のある部屋と勘違いして開ける可能性があります。ドアへ「ペット待機中・開閉禁止」など分かる表示を付け、作業開始時に責任者へ口頭でも伝えてください。
犬|玄関の開閉とリード抜けを防ぐ
犬は普段の散歩では落ち着いていても、知らない人や大きな音に反応して飛び出すことがあります。
当日の確認
- 首輪・ハーネスの緩みを確認する
- リードを外した状態で玄関付近へ出さない
- 車内では安全に固定できるクレート等を使う
- 休憩場所でドアを開ける前にリードを確認する
- 迷子札の連絡先を最新にする
移動距離が長い場合は、休憩・水分・温度管理を含めた計画を事前に作ります。
猫|「逃げられない部屋」を先に作る
猫は環境変化に敏感で、知らない人の出入りや家具移動を嫌がることがあります。
引越し当日に室内を自由に移動させると、玄関・窓・ベランダなどから脱走するリスクがあります。
旧居では
- 作業前にキャリーへ入れる
- または施錠できる別室で待機させる
- 最後まで残す部屋を明確にする
新居では
- 最初に1室を安全な部屋として準備する
- 水・トイレ・寝床を先に置く
- 窓・網戸・玄関の閉まりを確認する
- 家具搬入が終わるまで家全体へ出さない
新居に着いた直後は「早く慣れてもらおう」と家中を見せるより、安全な狭い範囲から始める方が脱走防止になります。
うさぎ・ハムスター・鳥など|温度・振動・大きな音を避ける

小動物は体が小さく、温度変化や振動の影響を受けやすいため、家具と一緒に引越しトラックへ載せる前提では考えません。
移動前に確認
- 移動用キャリーの大きさ
- 通気性
- 車内で安定して固定できるか
- 暑さ・寒さへの対策
- 普段使っているフードや床材
鳥・爬虫類・水生生物などは、一般的な犬猫と輸送条件が大きく異なります。専門輸送を利用する場合は、動物種を伝えて対応可否を先に確認してください。
ペットを引越しトラックへ載せられるとは限らない
ペットの輸送は、家具や段ボールと同じ扱いにはできません。
たとえばサカイ引越センターでは、ペットは提携する専門輸送業者へ依頼すると案内しており、熱帯魚などの水中生物は対応できないとしています。長距離では航空輸送になる場合もあります。
そのため、引越し見積もりの段階で「ペットがいる」と伝え、次を確認します。
- 引越し会社自身が運ぶのか
- 提携する専門業者が運ぶのか
- 自分で手配する必要があるのか
- 対応できる動物種
- 当日受け渡しか後日になるか
- 長距離ではどの輸送方法になるか
新居到着前に「ペットを入れる部屋」を完成させる
新居に着いてからペットの場所を考えると、家具搬入と重なって落ち着ける場所を作れません。
可能なら、ペットを新居へ入れる前に次を確認します。
- 窓が閉まっている
- 網戸だけの状態になっていない
- ベランダへ出られない
- 玄関から直接飛び出せない
- コード・薬・小物など誤飲物がない
- トイレ・水・寝床を置いている
ペットを新居へ連れてくる担当者と、家具搬入を指示する担当者を家族で分けられると、玄関の開閉とペット管理を同時に行わずに済みます。
引越し直後|食事・排泄・行動の変化を記録する
新しい環境では、普段と違う行動が出ることがあります。
引越し直後は、
- 食事量
- 水分
- 排泄
- 呼吸や動き
- 嘔吐・下痢などの有無
- 極端に落ち着かない・動かない状態
を普段と比較して見ます。
体調に明らかな異常がある、持病がある、症状が続くなど心配な場合は、自己判断で長く様子を見るのではなく獣医師へ相談してください。
新居近くの動物病院は引越し前に調べておく
体調を崩してから病院を探すと、診療時間・休診日・対応動物などの確認に時間がかかります。
事前に控えておく情報
- 通常利用する動物病院
- 診療時間
- 休診日
- 夜間・休日の相談先
- 新居からの移動時間
現在のかかりつけ医から継続治療を受けている場合は、必要な診療情報や薬について事前に相談します。
犬は引越し後に登録事項の変更が必要
犬を飼っている場合は、ペットの安全準備だけでなく行政手続きもあります。
狂犬病予防法では、登録済みの犬について所在地などに変更があった場合、30日以内に新所在地の市区町村へ届け出ることが定められています。
市区町村をまたいで転居する場合、旧住所地で交付された鑑札の扱いなどは自治体によって案内方法が異なるため、新住所の自治体公式サイトで確認してください。
- 犬の登録事項変更
- 鑑札の扱い
- 狂犬病予防注射済票
- 新住所の自治体での手続方法
犬・猫のマイクロチップ情報も住所変更する
環境省のマイクロチップ登録制度に登録されている犬・猫は、飼い主の住所や電話番号などが変わった場合、登録情報を変更する必要があります。
環境省の案内では、住所・電話番号などの変更があった場合は30日以内に変更の届出を行うよう示されています。
引越し時は脱走・迷子のリスクが通常より高まるため、登録情報が旧住所・旧電話番号のままになっていないか確認しましょう。
迷子札・犬の登録・マイクロチップは別々に確認します。マイクロチップを装着しているだけで、すべての住所変更手続きが自動的に完了するとは限りません。
引越し前日から新居までの最終チェックリスト

- □ 新居のペット飼育条件を確認した
- □ キャリー・クレートに慣らした
- □ 移動方法を決めた
- □ ペット用手荷物を分けた
- □ 当日の待機場所を決めた
- □ 作業員へペットがいることを伝えた
- □ 首輪・ハーネス・迷子札を確認した
- □ 新居の窓・玄関・ベランダを確認した
- □ 新居で最初に過ごす安全な部屋を作った
- □ 新居近くの動物病院を確認した
- □ 犬の登録変更が必要か確認した
- □ マイクロチップ登録情報を更新した
ペットの引越しは「運ぶこと」より事故を起こさない段取りが重要
ペットとの引越しで、最も重要なのは「どの会社に運んでもらうか」だけではありません。
作業中に脱走しない場所を作る、移動中に安全を保つ、新居でいきなり自由にさせない、住所情報を更新する。この流れを事前に決めておくことが、事故防止につながります。
まずは、引越し当日にペットをどこで待機させ、誰が移動を担当し、新居のどの部屋へ最初に入れるかを家族で決めてください。
引越し当日に考える項目を減らすほど、ペットの安全管理へ集中できます。荷造りより先に「ペットの当日の動線」を紙に書いておくと、作業員が来てから慌てにくくなります。
|