引越し時の家電買い替えタイミングはいつ?

引越し時の家電買い替えタイミングはいつ?

引越しは、生活を一新する大きな転機です。その中でも、家電の買い替えは「引越しと同時に行うべきか」「後回しにすべきか」で悩む人が多いポイントです。

家電は高額な出費である一方で、年式や消費電力の違いによって、引越し後の電気代・使い勝手・設置効率に大きな影響を及ぼします。

ここでは、引越しにおける家電買い替えの最適なタイミングを、「家電の種類別・状況別」に詳しく解説します。

【家電の買い替えを引越しに合わせるメリット】

引越し時は、新生活に必要な設備・レイアウトを見直す絶好の機会です。古い家電をそのまま持って行くよりも、このタイミングで見直すことで、次のようなメリットがあります。

  • 配送・設置が一度で完結(新居に直接納品可能)
  • 旧家電の処分・リサイクルがスムーズ
  • 省エネ機器に更新し、電気代を節約
  • 間取りや容量に合わせた最適サイズを選べる
  • 引越し時に壊れるリスクを回避できる

つまり、「引越し=買い替えのチャンス」ですが、全ての家電を同時に替える必要はありません。重要なのは、「今替えるべき家電」と「まだ使える家電」を見極めることです。

【1】家電の寿命目安と買い替え判断基準

以下は主要家電の「平均寿命」と「買い替え判断の目安」です。引越し時に5年以上経過している家電は、状態をチェックしましょう。

家電 平均寿命 買い替え判断の目安 備考
冷蔵庫 約10年 音が大きい/霜が多い/消費電力が高い 年式で電気代が月1,000円以上変わることも
洗濯機 約8年 異音・水漏れ・振動が増えた 引越し時の運搬で壊れやすい
エアコン 約10年 効きが悪い/リモコン反応不良 引越し先のサイズに合わせて再検討
電子レンジ 約8年 加熱ムラ・異音・焦げ臭さ 新居のキッチンレイアウトに合わせやすい
テレビ 約8〜10年 映像の暗さ・映りムラ 薄型・4Kモデルに更新で省エネ効果大
掃除機 約6年 吸引力低下・バッテリー劣化 コードレス化で利便性UP
炊飯器 約6〜8年 ご飯の仕上がりが不均一 内釜のコーティング剥がれも目安
照明器具 約10年 点滅・ちらつき・色ムラ LED更新で長寿命・節電可
 

引越しから逆算し、製造年+使用年数+保証期間を確認。耐用年数を超える家電は、新居でのトラブル防止のために買い替え候補とします。

【2】買い替えに最適なタイミング一覧

タイミング 適している家電 理由
引越し前(旧居で買い替え) 洗濯機・冷蔵庫など大型家電 廃棄・回収がスムーズ/設置費込みで買いやすい
引越し直後(新居で購入) エアコン・照明・テレビ 間取り・サイズを確認後に選びやすい
引越し後1〜2ヶ月以内 掃除機・炊飯器・電子レンジ 生活導線が定まってから最適モデルを選べる
オフシーズン・決算期(3月・9月) 全般 家電量販店のセール・在庫入替で安価に購入可

理想的な流れ:

  1. 引越し1〜2ヶ月前に、家電の年式と状態をチェック
  2. 壊れかけ・古い家電は旧居で処分
  3. 新居の間取り・電源位置・設置寸法を確認
  4. 必要な家電を「入居直後に届くよう」ネット注文

【3】新居に合わせた買い替え基準

引越し先の設備条件により、買い替えの判断も変わります。① 間取り・コンセント位置を確認

  • 冷蔵庫:設置スペース+ドア開閉方向
  • 洗濯機:防水パンのサイズ・蛇口位置
  • エアコン:設置可能な壁面の強度・専用電源の有無

② 住居タイプによる違い

住居タイプ 買い替えに適した家電 理由
マンション 洗濯機・冷蔵庫・照明 設置寸法・電圧に制限あり
戸建て エアコン・掃除機・冷暖房機器 部屋数が多く、電気容量に余裕
ワンルーム 電子レンジ・テレビ・炊飯器 コンパクト家電で省スペース化

【「引越し時に壊れやすい家電」に注意】

引越し作業で最も故障リスクが高いのは、振動や衝撃に弱い家電です。古い製品ほど耐久性が落ちており、運搬後に不具合が出やすくなります。

特に壊れやすい家電:

  • 洗濯機:内部ドラムの固定が不十分だと軸がずれる
  • 冷蔵庫:ガス漏れ・冷却不良が発生しやすい
  • 電子レンジ:搬送時の衝撃で基板破損リスク
  • 液晶テレビ:画面割れ・圧力変形が起きやすい

対策:

  • 引越し前にメーカー推奨の「輸送固定ネジ」を取り付ける
  • 運搬業者に「家電保険付きプラン」を依頼
  • 保証期間内か確認し、修理より買い替えの方が合理的かを判断

【4】古い家電を賢く処分・買い替え補助を活用

家電リサイクル法に基づき、主要家電4品目(冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビ)は自治体での一般回収不可です。ただし、引越しと同時に買い替えると、処分費を抑える方法があります。

主な処分・リユース方法:

方法 特徴 費用相場
新しい家電購入時の引取サービス 家電量販店が旧機を回収 約1,000〜3,000円(同品目)
メーカーリサイクル引取 指定業者が回収・再資源化 家電リサイクル券で対応
リユースショップ買取 状態が良ければ買取可能 状況により0〜数千円
地域掲示板で譲渡 無料で次の人に使ってもらう 無料・手間少
自治体リサイクルセンター 小型家電を回収 無料〜数百円程度
補助制度例
  • 各自治体で「省エネ家電買い替え補助金」制度が実施されることもあり(例:冷蔵庫・エアコン買い替えで最大1万円補助)

【5】買い替えと同時に“電気代”も見直す

古い家電は、電気代の無駄も大きいです。特に冷蔵庫やエアコンは、省エネモデルにするだけで年間数千円〜1万円以上の差が出ます。

省エネ効果の例

家電 旧型(10年前) 新型(最新モデル) 年間電気代差額
冷蔵庫 約11,000円 約6,000円 約5,000円節約
エアコン 約18,000円 約10,000円 約8,000円節約
洗濯機 約6,000円 約3,000円 約3,000円節約
 

10年単位で見れば、買い替え費用の一部を電気代削減で回収できる計算になります。

【引越し後に後悔しないためのチェックリスト】

買い替え判断チェック項目:

  • 製造から7年以上経過している
  • 引越し業者に運搬を断られた
  • すでに不調(音・冷え・異臭など)がある
  • 新居の設置スペースに入らない
  • 修理見積もりが高額

これらに2つ以上当てはまれば、引越しと同時の買い替えが合理的です。

目次

配送・設置が一度で完結

引越しと家電の買い替えを同時に行う最大のメリットは、「配送と設置が一度で完結する」という効率性にあります。

従来のように「引越しが終わってから家電を購入・設置する」場合、複数回にわたって配送・設置業者の立ち合いが必要になり、時間・手間・費用のすべてで負担が増します

しかし、引越しと買い替えを同時進行すれば、“新居に直接納品・即設置”ができるため、無駄な往復や再作業を防ぐことができます。以下では、その具体的なメリットと手順を詳しく見ていきます。

【1】引越し時に同時設置することで得られる効率

引越し作業と家電設置をまとめて行うことで、次のような効率効果があります。

  • 運搬の二度手間がない→ 新しい家電を旧居に一度持ち込み、再び新居へ運ぶ必要がなくなる。
  • 搬入経路の確保がスムーズ→ 引越し当日、家具や荷物を入れる前に家電を搬入できるため、動線が確保しやすい。
  • 旧家電の回収と新家電の設置を同時に実施→ リサイクル・回収業者の手配が不要になり、引越し業者が一括対応できる。
  • 立ち合いの回数が減る→ 配送日・設置日が一度で済むため、在宅の手間が大幅に削減。

結果として、引越し作業時間を約20〜30%短縮できるケースも珍しくありません。

【2】実際の流れ:配送・設置が一度で完結する手順

家電購入と引越しのタイミングを合わせるには、以下のステップで進めます。

ステップ1:引越し日を確定→ まずは引越し業者の作業日を決定します。
ステップ2:新居の寸法・電源位置を確認→ 冷蔵庫スペース・洗濯機防水パン・コンセント位置を測定。
ステップ3:家電量販店または通販で「新居直送」を指定→ 配送先を「新住所」に設定。引越し日の前日または当日に届けてもらう。
ステップ4:配送・設置を“引越し業者または家電店”に一括依頼→ 多くの家電量販店(ヤマダ・ビック・ヨドバシ等)では、設置・廃棄・リサイクルを同時対応可能。
ステップ5:旧家電の引取りを同日に実施→ 新家電の配送業者が旧機器を回収することで、廃棄処理も一度で完了。
ステップ6:動作確認・引渡し完了→ 設置後に通電確認を行い、そのまま引越し業者が家具配置を続行。

【3】一度で設置することによる“コストと時間の削減効果”

項目 通常購入(引越し後に家電購入) 引越しと同時購入・設置 削減効果
配送回数 2〜3回(引越し+家電設置+回収) 1回(同日完結) 移動・立会い時間が半減
配送費用 約3,000〜5,000円 無料〜2,000円程度 約50%削減
立会い時間 約3〜4時間 約1〜1.5時間 約60%短縮
回収費用 約2,000円 家電同時購入で無料または割引 約100%削減も可
 

1回の引越しで約5,000〜8,000円、作業時間で2〜3時間の節約が見込めます。

【4】業者・家電量販店による“一括設置サービス”の活用

引越しと家電購入を同時に完了させるための便利なサービスも多数あります。

業者・店舗 主なサービス内容 特徴
アート引越センター × 家電セット便 冷蔵庫・洗濯機・TVを新居へ同時搬入 家電配送・設置・旧機回収を一括対応
サカイ引越センター(家電配送サポート) 家電量販店と提携して同日配送 引越しと同日に設置可能
ヤマダデンキ/ビックカメラ 新居配送・リサイクル回収無料サービス 引越し日指定配送に対応
Amazon大型家電配送サービス 配送+設置+リサイクルを選択可 ネット注文でも「引越し日指定」が可能
 
  • 家電設置担当者と引越しスタッフの作業時間を「午前/午後」で合わせて予約する
  • 配線工事が必要な家電(エアコン・照明)は事前に下見依頼を出す

【5】引越し先での「設置トラブル」を防ぐための事前チェック

配送・設置を同日に行うためには、新居の環境確認が不可欠です。

チェックポイント

  • コンセントの電圧とプラグ形状(特にエアコン・乾燥機)
  • ドア・廊下・階段幅(冷蔵庫や洗濯機が通るか)
  • 防水パンサイズ・排水方向(洗濯機用)
  • 壁面強度・アンカー位置(テレビ・エアコン用)

確認のタイミング:

  • 新居の下見時または内見時に寸法を記録
  • メーカーや販売店サイトで“設置必要寸法”を照合

これにより、「届いたのに入らない」「配線が届かない」といったトラブルを防げます。

【配送と設置を一度で完結する際の注意点】

  1. 配送日指定は「入居日 or 前日」がおすすめ → 当日荷物が入る前なら、作業スペースを確保しやすい。
  2. エアコン・アンテナ・照明は専門工事の手配を忘れずに → 家電配送スタッフでは対応できない場合がある。
  3. 旧家電のリサイクル券を事前に準備 → 回収時に提示が必要なケースあり。
  4. 複数家電を同時購入すると送料無料・設置費無料キャンペーンの対象に → 家電量販店の「新生活応援セット」などを活用。

【同時配送・設置がもたらす心理的・生活面の効果】

  • 新居で即生活を始められる(冷蔵庫・洗濯機・照明が初日から稼働)
  • 段ボールの山を避けながら配線できるため、設置が安全・美観的
  • 再度の立会いが不要で、仕事復帰や手続きに集中できる
  • 「すぐ使える状態で入居」=引越しのストレス軽減

特に単身赴任や共働き世帯では、この“時短効果”が大きな価値となります。

旧家電の処分・リサイクルがスムーズ

引越しのタイミングは、長年使ってきた家電を手放す絶好のチャンスです。古い家電をそのまま新居へ持っていくと、搬送費や設置手間がかかるだけでなく、寿命切れや電力効率の悪化によって引越し後のトラブルや無駄な出費につながります。

一方で、引越し時に新しい家電へ買い替えると、旧家電の処分・リサイクルを「引越しと同時に」まとめて完了できるため、作業・費用・環境のすべてで効率的に進められます。

以下では、引越し時に旧家電をスムーズに処分・リサイクルするための仕組みと実践手順を詳しく解説します。

【1】引越し時は家電の処分タイミングとして最適

通常、家電の廃棄は次のような課題がつきまといます。

  • 家電リサイクル法により「自治体では回収不可」な品目がある
  • 量販店への持ち込みや予約手続きが面倒
  • 処分費用が1台ごとに発生する

しかし、引越しと同時に処分を依頼すれば、これらの手間をまとめて解消できます。

  • 引越し業者や家電量販店が回収・運搬・リサイクル処理を一括代行
  • 新居配送と同時回収で日程調整の必要がない
  • リサイクル料金+収集運搬費がまとめて請求されるため、手続きが簡潔
 

引越し日は“処分日”にもできるため、物理的にも心理的にもリセットがしやすいのです。

【2】家電リサイクル法の対象を理解する

家電処分をスムーズに進めるには、まずリサイクルが義務付けられている品目を理解することが大切です。

家電品目 回収方法 リサイクル内容
冷蔵庫・冷凍庫 メーカー回収・販売店回収 銅線・鉄・プラスチックなどの再利用
洗濯機・乾燥機 家電リサイクル券で処理 金属部品・モーター再利用
エアコン 設置業者または量販店回収 フロンガス回収・熱交換器再生
テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ) 家電量販店・メーカー回収 ガラス・基板などの再資源化

これらは、一般の粗大ごみとして出すことが法律で禁止されているため、必ずリサイクルルートを通す必要があります。

【3】家電の処分・リサイクル方法の種類

引越し時には、主に以下の3通りの方法で旧家電を処分できます。

方法 特徴 手間 費用目安
① 新しい家電購入時に旧家電を引取 最も効率的。配送と同時に回収 ★少 約1,000〜3,000円/台
② 家電量販店で単体回収依頼 購入先が異なる場合でも依頼可 ★★ 約2,000〜4,000円/台
③ メーカーまたは自治体指定業者へ直接依頼 家電リサイクル券を使用 ★★★ 約3,000〜5,000円/台

おすすめは①の「同時引取」方式。引越しと新家電購入を同日にまとめれば、1回の立会いで旧家電の搬出と新家電の搬入が完了します。

【4】引越し業者の「家電リサイクル対応プラン」を利用

多くの引越し業者では、家電の回収・リサイクルをセットで依頼できるサービスを提供しています。

業者名 サービス内容 特徴
アート引越センター 家電リサイクル回収代行 リサイクル券発行も代行。新旧入替対応可
サカイ引越センター 不用品回収・リサイクル便 引越し当日に同時処分が可能
クロネコヤマト(引越サービス) 家電引取+新居搬入セット 搬入・設置を同じ作業員が対応
日通(日本通運) 家電リサイクル対応引越しプラン 法令対応の安全処理ルートを確保
 

引越し業者に一括で任せることで、「引越し+家電処分+新設置」が1日で完結します。

【5】リサイクル料金と節約のコツ

家電リサイクルでは、法律によりメーカーや品目ごとに定められた処分費用が発生します。

家電 リサイクル料金(目安) 運搬料(目安) 合計費用
冷蔵庫 約3,700円 約1,500円 約5,000円
洗濯機 約2,500円 約1,000円 約3,500円
エアコン 約1,000円 約1,000円 約2,000円
テレビ 約2,000〜3,000円 約1,000円 約3,500円前後
 
  • 新しい家電購入時に「同品目引取サービス」を利用(リサイクル料込みで割安)
  • 量販店の買い替えキャンペーンを活用(処分無料・ポイント還元あり)
  • まだ使用可能な家電はリユースショップやフリマで譲渡

これらを組み合わせることで、処分費用を30〜50%削減することも可能です。

【6】リユース・寄付という「処分しない選択」も有効

壊れていない家電は、廃棄せずに「使ってもらう」ことで環境負荷を大幅に減らせます。

主な再利用ルート

  • リユースショップ(ハードオフ・セカンドストリートなど) → 状態が良ければ買取可能。小型家電は即日対応もあり。
  • 地域掲示板・フリマアプリ(ジモティー・メルカリ) → 無料譲渡または安価販売が可能。
  • NPO・寄付団体(家電リユース支援) → 生活困窮世帯や災害被災者支援に活用される。

【注意点】

  • 製造から10年以上経過した製品は対象外のことが多い
  • 個人情報(録画データ・Wi-Fi設定など)は必ず消去

「処分」ではなく「再利用」を選ぶことで、ゴミを減らし、社会貢献にもつながるという副次的メリットがあります。

【引越し当日にスムーズに進めるための準備手順】

  1. 引越し2〜3週間前 → 処分予定の家電をリスト化(冷蔵庫・洗濯機など)
  2. 1〜2週間前 → 購入予定の家電店または業者へ引取依頼 → 家電リサイクル券を発行(郵便局または販売店で手続き)
  3. 引越し当日 → 搬出前に電源を切り、冷蔵庫は前日から霜取りを行う → スタッフに「リサイクル回収あり」と伝える
  4. 引越し完了後 → 処分証明書(リサイクル券控え)を保管

「新家電配送と旧家電回収を同日に設定」すれば、 スペース確保・搬出入動線がスムーズ。

【7】環境と手間を両立するリサイクルの効果

項目 通常処分(個別対応) 引越し同時処分 効果
立会い回数 2〜3回 1回 約50%削減
処分費用 約10,000円前後 約6,000円前後 約40%節約
廃棄量 100% 約30%(リユース・再資源化含む) 約70%削減
CO₂排出量 低(リサイクル再利用で抑制) 環境負荷軽減

省エネ機器に更新し、電気代を節約

引越しのタイミングで家電を見直す最大のチャンスが、「省エネ家電への買い替え」です。

古い家電をそのまま使い続けると、知らないうちに電気代が増えていたり、エネルギー効率の悪さから冷暖房や冷蔵の性能が落ちていたりします

一方で、最新の省エネモデルに更新すれば、毎月の電気代を抑えつつ、長期的に数万円単位の節約が可能になります。ここでは、家電ごとの省エネ効果、選び方、実際の節約額を詳しく解説します。

【1】古い家電と新しい家電の“電力効率の差”

ここ10年で家電の省エネ性能は飛躍的に向上しました。同じ容量・機能でも、電力消費は30〜60%減が当たり前です。

家電 10年前の平均消費電力 最新モデルの平均消費電力 削減率 年間電気代の差(目安)
冷蔵庫(400L) 約700kWh 約350kWh 約50% 約5,000〜6,000円節約
エアコン(6畳用) 約900kWh 約500kWh 約45% 約7,000〜9,000円節約
洗濯機(縦型→ドラム式) 約200kWh 約120kWh 約40% 約2,000円節約
テレビ(40型液晶) 約180kWh 約90kWh 約50% 約1,500円節約
照明(蛍光灯→LED) 約100kWh 約40kWh 約60% 約1,000円節約

合計節約額の目安:主要家電5種を更新すると、年間で約15,000〜20,000円前後の電気代削減効果があります。10年使えば、約15〜20万円の節約が実現できる計算です。

【2】冷蔵庫:最も効果が高い“省エネ家電の王者”

冷蔵庫は24時間365日稼働しているため、小さな効率差が年間コストに直結します。

買い替えのポイント

  • 新省エネ基準対応(統一省エネラベル★4以上)を選ぶ
  • 冷却方式がインバーター制御式(温度調整が自動で最適化)
  • 容量は使用人数+100Lを目安に(小さすぎても電力効率が落ちる)
  • 真空断熱材採用モデルなら冷却ロスが少ない
節約効果例

10年前の400L冷蔵庫から最新モデルに買い替えると、年間電気代は約11,000円 → 約6,000円に減少(約45%削減)します。

【3】エアコン:効率運転と自動制御で年間数千円の差

エアコンは「消費電力の大きい家電」の代表格。特に古いモデルは冷媒ガス効率が悪く、同じ冷暖房効果でも電力を多く消費します。

省エネ型エアコンの特徴

  • AI自動運転・人感センサー搭載:人の動きや室温を自動調整
  • 高効率インバーター制御:無駄なON/OFF運転を抑制
  • 省エネモード+タイマー機能:待機電力を最小化
  • 最新冷媒(R32)使用モデル:従来ガスより効率約10%向上
節約効果例

10年前の6畳用エアコン→最新省エネモデルに替えると、年間電気代は約18,000円 → 約10,000円(約45%削減)

【4】洗濯機:節水と低電力を両立する“ドラム式”が有利

引越しを機に「縦型からドラム式へ」切り替える人が増えています。ドラム式は水使用量が少なく、温水洗浄で洗剤効率も高いのが特徴です。

省エネポイント

  • ヒートポンプ乾燥式:ヒーターを使わず熱交換で省電力乾燥
  • AIおまかせ洗い:洗濯量・汚れを自動検知し無駄な水・電力を削減
  • 温水洗浄+低温乾燥機能:エネルギー効率を維持しつつ仕上がり向上

節約効果:従来型と比べて年間電気代が約2,000円、水道代も約3,000円削減可能。年間5,000円程度の節約+時短効果も見込めます。

【5】照明・テレビ:LED化で手軽に節電

照明やテレビは買い替えコストが比較的低く、すぐに省エネ効果を実感しやすい家電です。

  • 照明:蛍光灯→LEDに切り替えると電力消費が約60%減
  • テレビ:バックライトが「エッジ型LED」や「有機EL」タイプは省電力設計

節約効果:家庭全体の照明をLED化すると、年間電気代を約3,000円前後削減。また、テレビも同サイズで年間1,000〜2,000円の節約が期待できます。

【6】省エネ家電選びのチェックポイント

購入時は、統一省エネラベルを必ず確認しましょう。

表示項目 内容 注目ポイント
★マーク(5段階) 省エネ達成率 ★4〜5なら高効率モデル
年間消費電力量(kWh/年) 1年間の推定使用電力量 旧型との比較に便利
年間電気料金目安 消費電力量×単価(27円前後) 節約額を試算できる
さらに注目すべき新技術

  • 「おまかせエコ」モード
  • 「AI学習制御」
  • 「スマート連携(スマホ遠隔操作)」

これらの機能があるモデルは、使用状況を学習して自動で省エネ運転を行うため、体感的にも快適かつランニングコストを最小化できます。

引越し時の「省エネ家電導入」スケジュール例

1〜2ヶ月前:旧家電の年式・消費電力量を確認(ラベルで確認可能)
3〜4週間前:買い替え対象を決定し、量販店・通販で価格比較(3月・9月は決算セール期で狙い目)
1週間前:新居へ“直送+設置予約”旧家電はリサイクル回収を同日に設定
引越し当日:配送・設置を同時実施し、即日稼働可能にする

 

引越し日を中心に新旧家電の入替を組み合わせることで、設置・処分・節電効果を同時に実現できます。

【7】環境と家計にやさしい“長期的メリット”

項目 旧家電使用 省エネ家電使用 差額(年間)
電気代(主要家電合計) 約45,000円 約27,000円 約18,000円削減
CO₂排出量 約300kg 約180kg 約40%削減
耐用年数 7〜8年 10〜12年 寿命延長+買い替え頻度減
 

引越し時に主要家電を省エネ型へ更新すれば、10年間で電気代18万円・CO₂排出1.2トン削減が期待できます。

間取りや容量に合わせた最適サイズを選べ

引越し時に家電を新しくする際、意外に見落とされがちなのが「新居の間取りと容量に合った家電サイズの選定」です。

せっかく最新の省エネ家電を購入しても、・設置スペースに入らない・通気が悪くて効率が下がる・容量が大きすぎて無駄に電力を使うといった問題が起きると、本来の性能も節約効果も発揮できません

ここでは、家電ごとに「最適サイズを選ぶ基準」と「失敗しない確認ポイント」を詳しく解説します。

【1】冷蔵庫:家族構成+設置スペースの両方を考慮

冷蔵庫は家電の中でも最も設置トラブルが多い製品です。購入前に「置けるか」だけでなく、「開けられるか」「冷却効率が下がらないか」を確認することが重要です。

容量選びの目安:

家族構成 推奨容量 目安モデル例
1人暮らし 150〜250L 2ドアタイプ/省スペース型
2人暮らし 300〜400L 冷凍・野菜室バランス型
3〜4人家族 400〜500L 大容量・観音開きタイプ
5人以上 500L以上 ファミリー用大型モデル

【設置時の注意点】

  • 放熱スペースを確保(左右2cm・背面5cm以上)
  • ドア開閉方向を間取りに合わせる(壁にぶつからないか確認)
  • キッチン入口・通路幅(最低65cm)を測定して搬入ルートを確保
失敗例

「購入後、キッチンまで搬入できなかった」「壁が近すぎてドアが半開きしかできない」→ 購入前に必ず設置図をメーカーHPで確認。

【2】洗濯機:防水パンと扉の開閉スペースがポイント

洗濯機は引越し先で「設置できない」ケースが最も多い家電です。特に、防水パンのサイズと排水位置を事前に測っておかないとトラブルになりがちです。

設置チェックポイント

  • 防水パンの内寸を確認(一般的に64×64cmまたは70×70cm)
  • 排水口の位置(左右どちら側)を確認して対応モデルを選ぶ
  • ドラム式の場合:扉の開閉スペース+前方60cmの余裕が必要
  • 縦型の場合:上方向40cm以上の空間を確保

容量選びの目安:

使用人数 目安容量 備考
1人 5〜6kg コンパクト型が便利
2人 7〜8kg まとめ洗い対応
3〜4人 9〜10kg ファミリーサイズ
5人以上 10kg以上 大型ドラム式推奨

省エネの観点:容量が小さすぎると「洗濯回数が増える」→電気代・水道代が上昇。逆に大きすぎると「無駄な電力消費」が発生。→ 家族人数+1〜2kgを目安に選ぶと最適。

【3】エアコン:部屋の広さと断熱性で選ぶ

引越し先の部屋の広さや建物構造によって、必要な冷暖房能力(kW)が異なります。

部屋の畳数別の目安:

部屋の広さ 推奨能力(冷房時) 備考
6畳 2.2kW ワンルーム・寝室向け
8畳 2.5kW 小さめリビングに最適
10畳 2.8kW 一般的なリビング
14畳 4.0kW 高天井・日当たり良好部屋
18畳以上 5.6kW以上 戸建てリビング・LDK用
選定のコツ

  • 南向き・日当たりの良い部屋は1ランク上の容量を選ぶ
  • マンション中層階なら1ランク下でも十分なケースあり
  • 設置スペース(幅・高さ・壁強度)を事前に確認

【注意点】

  • 新居が「配管穴付き」か確認(穴がないと別工事費が発生)
  • 専用コンセントの電圧(100V/200V)を確認
  • 引越し前に「エアコン取り外し+ガス回収」を依頼する

【4】テレビ:視聴距離と設置場所に合ったサイズを選ぶ

テレビは「大きければ良い」と思われがちですが、部屋の広さと視聴距離を考えずに購入すると、目の疲れや圧迫感の原因になります。

視聴距離の目安(フルHD・4Kの場合):

画面サイズ 最適視聴距離(約) 適用空間
32型 約1.2m 寝室・1人暮らし
40〜43型 約1.6m 6〜8畳リビング
50型 約1.9m 10〜12畳リビング
55〜65型 約2.3〜2.8m 広めのリビング・戸建て
設置の工夫

  • テレビ台の奥行・高さも確認(目線が中心に来る位置が理想)
  • 壁掛け設置の場合、壁材と下地の強度を事前に確認
  • コンセントやアンテナ端子の位置も要チェック

【5】照明・家電全般:天井高・間取りに合わせた配置を意識

照明や空気清浄機などは、部屋の形状や広さで効果が大きく変わります。

照明の選び方ポイント:

  • 6畳 → 約2,500〜3,000lm(ルーメン)
  • 8畳 → 約3,500〜4,000lm
  • 10畳 → 約4,500lm以上

サーキュレーター・空気清浄機など:

  • 部屋の広さ(m²表示)に合わせて選ぶ
  • 吸気口・排気口を壁や家具に近づけすぎない
  • 扉の開閉が多いリビングでは風量調整機能付きが便利

【6】搬入経路を確認して“入るかどうか”を事前に判断

特に大型家電(冷蔵庫・洗濯機・ソファ一体型家電など)は、「買ったのに玄関・廊下・階段を通らない」というトラブルが多発します。

チェックすべき寸法

  • 玄関扉の幅
  • 廊下・階段の最も狭い箇所の幅
  • 設置部屋の入口高さ

目安:

  • 冷蔵庫・洗濯機の搬入経路幅:最低65cm以上
  • 大型テレビ:箱のまま搬入できるか確認(斜め入れ可能か)
 

事前に業者へ「設置スペース寸法」を伝えておくと、搬入トラブルを防ぎ、再配送や返品の手間を避けられます。

【7】“使う人数”と“生活導線”も基準にする

家電サイズは、単に間取りだけでなく、生活スタイルと導線にも合わせて選ぶことが重要です。

  • 2人暮らしで自炊が多い → 冷蔵庫は大きめ(350L以上)
  • 1人暮らしで外食中心 → コンパクト冷蔵庫+電子レンジ重ね置き型
  • ファミリーで洗濯頻度が高い → 洗濯機10kg以上+時短乾燥機能
  • リビングに複数人集まる → テレビは50型以上が快適
 

「今の生活+引越し後の使い方」を具体的にイメージすることで、過不足のない“ちょうど良い家電選び”ができます。

【8】サイズ最適化による省エネ効果

サイズを適正化することは、電力効率の改善=省エネ効果にもつながります。

家電 サイズ不適合の例 無駄な電力消費の原因 適正化による改善効果
冷蔵庫 容量が大きすぎ 冷却空間が無駄に稼働 約10〜20%節電
エアコン 容量が小さすぎ 無理な運転で電力増加 約15%節電
洗濯機 容量が小さい 回数が増える 約10%節電
照明 明るすぎるランプ使用 不要な光量 約30%節電
 

「省エネ」は“高性能機器”だけでなく、“自分の住まいに合ったサイズを選ぶこと”でも達成できます

引越し時に壊れるリスクを回避できる

引越しは、家電にとって最も故障リスクが高いタイミングです。振動・傾き・衝撃・湿気など、普段の使用では起こらない条件が重なるため、少しの不注意で「引越し後に動かない」「音がする」「冷えない」といったトラブルが発生します。

しかし、引越し前の準備と適切な依頼方法を知っておけば、こうした破損リスクを大幅に回避することができます。ここでは、家電の種類別に「壊れやすい原因」と「防止策」を具体的に解説します。

【1】引越し時に特に壊れやすい家電とは

引越し作業で故障しやすい家電は、内部構造が繊細なものや、衝撃・傾きに弱いものです。

家電 壊れやすい理由 主なトラブル例
冷蔵庫 傾けすぎ・ガス漏れ・霜残り 冷却不良・異音・水漏れ
洗濯機 ドラムや軸が振動でズレる 異音・回転しない・水漏れ
電子レンジ ガラス製ターンテーブル破損 加熱ムラ・作動不良
液晶テレビ 画面圧迫・振動による亀裂 映像映らず・黒線発生
エアコン 配管のガス漏れ・取外し時の破損 冷えない・異音
パソコン・HDD 内部ディスクや基板が衝撃に弱い データ破損・起動不可

共通点:

  • 内部に液体や冷媒・可動部がある
  • 精密部品が多く、わずかな衝撃で故障する
  • 水気・温度変化に弱い

【2】運搬前の準備でリスクを最小化する

壊れやすい家電ほど、事前の準備が“保険”代わりになります。

冷蔵庫の準備:

  • 引越し前日から電源を抜いて霜取り・水抜き
  • 冷凍室の霜が残っていると、運搬中に溶けて水漏れする
  • 搬出直前までドアを開けて乾燥させる

洗濯機の準備:

  • 輸送固定ボルト(ドラム式の場合)を必ず取り付け
  • 水道ホース・排水ホースを外し、内部の水を完全に抜く
  • 防水パンや床を拭いて湿気を残さない

電子レンジ・炊飯器など:

  • 中の皿や内釜を取り外し、別梱包にする
  • コードをまとめて固定し、傷や断線を防ぐ

テレビ:

  • 画面を柔らかい布で包み、専用段ボールまたは緩衝材で保護
  • スタンド部分を外して個別梱包
  • リモコン・ケーブル類はジップ袋にまとめて保管

パソコン・HDD:

  • データをクラウドやUSBメモリにバックアップ
  • 衝撃吸収材に包み、他の荷物と一緒に積まない

【3】引越し業者の“家電専用梱包・輸送サービス”を活用

家電の破損リスクを避ける最も確実な方法は、家電輸送に対応した引越しプランを選ぶことです。

業者名 対応内容 特徴
アート引越センター(家電専用便) 洗濯機・冷蔵庫・テレビを専用資材で個別梱包 ドラム固定・配管処理まで担当
サカイ引越センター(らくらくパック) 家電設置+運搬保証付き 梱包資材無料提供
クロネコヤマト(家財宅急便) 1点単位での家電輸送 小型家電やPCにも対応
日通(家電安心プラン) 梱包・輸送・設置を一貫対応 エアコン・洗濯機工事込みプランあり

これらの業者を利用すれば、輸送中の破損が起きても補償対象になるため、自分で梱包・運搬するよりも圧倒的に安全です。

【4】壊れやすい家電は「引越しを機に買い替え」も選択肢

引越しの際、寿命が近い家電は運搬リスクを避けて買い替える方が合理的です。

家電 耐用年数の目安 備考
冷蔵庫 約10年 古いモデルはガス漏れ・消費電力が大きい
洗濯機 約8年 ドラム固定ボルト紛失のリスクあり
エアコン 約10年 配管再利用で効率低下の可能性
テレビ 約8年 薄型化で耐衝撃性が低下
 

壊れる可能性が高い製品を無理に運ぶより、新居に直接配送・設置してもらう方が安全かつ効率的です。また、古い家電はリサイクル・下取りで費用を軽減できます。

【5】搬出・搬入時のトラブル防止チェックリスト

搬出前に確認すべきポイント

  • 通路・ドア幅を測っておく(冷蔵庫や洗濯機が通るか)
  • 角や壁に保護材(ダンボールや養生テープ)を貼る
  • 家電は最後に積み、最初に降ろすよう依頼する
  • 業者に「精密機器扱い」と伝える
搬入後のチェック

  • 設置直後はすぐに電源を入れない(冷蔵庫は2〜3時間置いてから)
  • ドラム式洗濯機は輸送固定ボルトを外してから稼働
  • エアコンはガス漏れ・動作確認を現場で実施

【6】保険・保証で“万一の破損”にも備える

万一に備えて、補償制度の有無を確認しておきましょう。

保険の種類 対応内容 備考
引越し業者の基本補償 運搬中の破損・故障 多くの業者で自動付帯(上限あり)
オプションの家財保険 高額家電・精密機器にも対応 追加費用500〜1,000円程度
メーカー保証+延長保証 設置後の初期不良や振動不具合 家電購入時に同時加入が安心
 

特に冷蔵庫・洗濯機・エアコンは、保証対象外になりやすい「輸送起因の故障」が多いので、引越し前に保証範囲を確認しておくと安心です。

【結果として得られる“安心と節約効果”】

引越し時の破損防止対策を行うことで、次のようなメリットが得られます。

  • 修理・買い替えの出費を未然に防ぐ(数万円〜十万円単位)
  • 新居で即使用できるため生活の立ち上がりが早い
  • 家電の寿命を延ばし、長期的な節電・コスト削減につながる
  • 心理的にもストレスの少ない引越しを実現
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