引越しは、荷造りや住所変更などで忙しくなりがちですが、意外と見落としやすいのが「ライフライン(電気・ガス・水道)」の手続きです。
引越し当日に電気がつかない、水が出ない、ガスが使えない。こうしたトラブルを経験した人には、いくつかの共通点があります。
ここでは、実際に「ライフラインが止まってしまった人の共通点」と「防ぐためのポイント」を分かりやすく解説します。
ライフラインが止まってしまう人の共通点
1. 手続きがギリギリだった
最も多い原因は「手続きの遅れ」です。
- 電気・ガス・水道の開始・停止は、引越しの1〜2週間前までに申込みが必要。
- 特にガスは立ち会いが必要な場合があり、前日や当日の連絡では間に合いません。
- 繁忙期(3〜4月)は特に混み合うため、早めの対応が重要です。
2. 契約情報を把握していなかった
ライフラインの手続きには、以下の情報が必要です。
- 契約者名
- 旧住所と新住所
- お客様番号(電気・ガスの検針票などに記載)
- 使用開始日・停止日これらを手元に用意しておかないと、受付後に処理が滞ることがあります。
3. ガスの立ち会いを忘れていた
ガスの開栓には、利用者本人の立ち会いが必要なケースがあります。当日忙しくて立ち会えなかったり、予約をしていなかった場合、開栓が翌日以降になることも。
入居当日からお湯が出ないという事態を避けるためにも、日程調整は事前に済ませましょう。
4. 管轄会社の違いに気づかなかった
旧居と新居で、電力会社やガス会社、水道局が異なることがあります。
- 旧居:停止手続き
- 新居:開始手続きこの2つをそれぞれ別に行う必要があります。地域によって契約先が異なるため、どの会社に連絡すべきか早めに確認しましょう。
5. 繁忙期・休日に重なった
引越しシーズンや土日祝日は、手続きや開栓作業の予約が取りにくくなります。「当日中に開通できない」「翌営業日まで待たされる」といったケースもあるため、余裕を持って行動することが大切です。
6. 新居の設備状況を確認していなかった
新居の電気メーターやブレーカー、水道元栓の状態を確認していないと、手続き後でも使えない場合があります。
- ブレーカーが落ちている
- メーターが旧居設定のまま
- プロパンガスや特殊設備で別業者対応が必要入居前に、設備の仕様と位置を把握しておきましょう。
【当日にライフラインが止まると起こるトラブル】
引越し初日からライフラインが使えないと、生活に大きな支障が出ます。
- 電気がつかないため照明・冷蔵庫が使えない
- ガスが開通しておらずお湯が出ない
- 水道が止まっていてトイレや洗濯ができない
- 旧居の停止手続き忘れで二重請求が発生するこうしたトラブルは、事前の確認不足や連絡ミスで起こるケースが大半です。
【トラブルを防ぐためのポイント】
ライフラインが止まらないようにするためには、以下の流れを意識しましょう。
- 引越しが決まったらすぐに、電気・ガス・水道の停止と開始手続きを確認する。
- 必要な情報(住所、契約者名、お客様番号)をまとめておく。
- 停止日・開始日を引越し日と一致させる。
- ガスの立ち会い予約を早めに行う。
- 新居のブレーカーや水道元栓の位置を事前に確認。
- 引越し当日には、すぐに通電・通水・ガスの確認を行う。
この流れを押さえておくことで、引越し当日にライフラインが止まるリスクを大幅に減らすことができます。
目次
引越しが決まったらすぐに、電気・ガス・水道の停止と開始手続きを確認する
引越しの準備と同時に、最初にやっておくべきなのがライフライン(電気・ガス・水道)の停止・開始手続きです。
この作業を後回しにすると、「引越し当日に使えない」「旧居の料金が発生し続ける」といったトラブルが起こりやすくなります。ここでは、具体的に何を・いつ・どう確認すべきかを詳しく解説します。
1. まずは「旧居」と「新居」の管轄先を確認する
ライフラインは地域によって契約会社や管理局が異なります。同じ市区町村内でも、引越し先が別のエリアの場合は会社が変わることもあります。
電気
- 管轄の電力会社(例:東京電力、中部電力、関西電力など)を確認。
- 新電力(Looopでんき、楽天でんきなど)を利用している場合は、契約先に直接連絡します。
ガス
- 都市ガスかプロパンガスかを確認。
- 都市ガスなら地域ガス会社(東京ガス、大阪ガスなど)へ。
- プロパンガスの場合は、物件ごとに業者が異なるため、不動産会社か管理会社に確認します。
水道
- 市区町村の水道局が管轄している場合が多いです。
- 引越し先の自治体ホームページや、不動産会社を通じて連絡先を確認します。
この時点で、「どこに手続きをすればいいのか」を整理しておくとスムーズです。
2. 停止・開始の手続き時期を決める
ライフラインの手続きは「旧居の停止」と「新居の開始」を別々に行う必要があります。
目安となる連絡時期
- 引越し日の 1〜2週間前 には各社に連絡するのが理想。
- 遅くとも 3日前 までには手続きを済ませておく。
停止日・開始日の設定ポイント
- 旧居の停止日:退去日または荷物搬出日当日。
- 新居の開始日:入居日または荷物搬入日当日。
この2つを「同じ日」に設定しておくと、光熱費の二重請求を防げます。
3. 手続きに必要な情報を準備する
スムーズに申込みを行うために、事前に以下の情報をまとめておきましょう。
- 契約者名(本人確認書類と一致する必要あり)
- 旧住所・新住所
- お客様番号または供給地点番号(検針票やマイページに記載)
- 使用開始・停止希望日
- 連絡先電話番号
- 支払い方法(口座振替・クレジットカードなど)
これらを一度に整理しておくと、電話・インターネットどちらの手続きもスムーズです。
4. 手続き方法を確認する
現在では多くの会社が インターネット手続き に対応しています。ただし、ガスの開栓など「立ち会いが必要なもの」は電話で予約する必要があります。
電気
- Web申し込みまたは電話で停止・開始を申請可能。
- スマートメーター設置済みなら、遠隔操作で当日から利用できる場合もあります。
ガス
- 開栓には安全確認のための 立ち会い が必要。
- 希望日時を早めに予約しておくことが重要です。
水道
- 多くの自治体ではWebフォームから停止・開始を申請可能。
- メーター確認のみで立ち会い不要な場合もあります。
【手続き完了後の確認ポイント】
手続きが完了したら、以下の点をチェックしておきましょう。
- 停止・開始の受付番号または確認メールを保存する
- 新居で使用開始日当日に「電気がつくか」「水が出るか」「ガスが使えるか」を確認する
- 旧居での最終料金請求が届いたら支払い完了を忘れない
これらを怠ると、後日「料金未払い」「請求の重複」などのトラブルに繋がります。
6. 不動産会社・管理会社への確認も忘れずに
賃貸物件の場合、ライフラインの契約形態が「入居者個別契約」か「管理会社一括契約」かによって対応が異なります。
- 個別契約物件:入居者自身で各社に連絡し、契約手続きを行う。
- 一括契約物件:管理会社を通して手続きが行われる場合がある。
特に新築・法人契約などの場合は、手続きの責任範囲を確認しておくことが大切です。
【手続きを早めに行うメリット】
- 当日すぐに生活が始められる(照明・冷蔵庫・お湯の利用が可能)
- 二重請求の防止
- 引越し繁忙期の予約混雑を回避
- 手続き忘れによるトラブル(退去後請求や未開栓)を未然に防止
「早めの確認=引越し当日の安心」につながります。
必要な情報(住所、契約者名、お客様番号)をまとめておく。
ライフライン(電気・ガス・水道)の手続きをスムーズに進めるためには、必要な情報を事前に整理しておくことが欠かせません。
これを怠ると、手続きが途中で止まったり、開始日が間に合わなかったりする原因になります。ここでは、「どんな情報を」「どのようにまとめておくべきか」を詳しく解説します。
1. ライフライン手続きで必要となる基本情報
電気・ガス・水道の契約変更を行う際、共通して求められる情報は次の3点です。
(1)住所
- 旧住所(引越し前の住所)停止手続きを行う際に必要です。部屋番号や建物名まで正確に記載します。
- 新住所(引越し先の住所)使用開始手続きのために必ず必要です。建物名・部屋番号・郵便番号まで確認しておきましょう。
※住所は誤りがあると、別の契約者情報に紐づいてしまう可能性があります。特にマンション・アパートでは「号室の入力ミス」に注意が必要です。
(2)契約者名
契約者名は、ライフライン会社に登録されている「名義人」と一致していなければなりません。
- 旧居での契約者が家族(例:親や配偶者)になっている場合、その名義人本人が手続きする必要があります。
- 新居で契約者を変更する場合は、別途「名義変更手続き」または「新規契約」が必要です。
特に、名義をそのままにして退去すると、旧契約者に請求が届くことがあるため注意が必要です。
(3)お客様番号(または供給地点番号)
ライフライン契約の“本人識別番号”のようなものです。各サービスで名称が異なりますが、いずれも「どの契約か」を特定するために必要です。
- 電気:供給地点特定番号(22桁)またはお客様番号
- ガス:お客様番号(10桁程度)
- 水道:お客様番号または整理番号
これらは、検針票・請求書・マイページ・契約メールなどに記載されています。
供給地点特定番号:0123456789012345678901
お客様番号:1234567890
※紛失した場合は、契約先に電話で「契約者名と住所」を伝えれば確認できます。
2. そのほかに準備しておくと便利な情報
ライフライン手続きでは、以下の情報も求められることがあります。
- 電話番号(緊急時の連絡先)
- 使用開始・停止希望日
- 支払い方法(口座振替/クレジットカード)
- メールアドレス(確認通知用)
- 入居/退去の立ち会い希望時間(ガスなど)
これらをまとめておけば、1回の電話やフォーム入力で全手続きが完了するケースも多いです。
3. 情報整理のコツ
(1)ライフライン別に一覧化する
Excelやメモ帳などで、次のように一覧を作ると便利です。
| ライフライン | 契約会社名 | お客様番号 | 停止日 | 開始日 | 連絡方法 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 電気 | ○○電力 | 1234567890 | 3月30日 | 4月1日 | Web申請 | スマートメーターあり |
| ガス | △△ガス | 9876543210 | 3月30日 | 4月1日 | 電話(立ち会い必要) | 立ち会い10時予定 |
| 水道 | 市水道局 | 456789123 | 3月30日 | 4月1日 | Webフォーム | 立ち会い不要 |
このようにまとめておくと、引越し直前でも迷わず確認できます。
(2)契約書や検針票を1か所に保管
- 紙の検針票はファイルにまとめる。
- オンライン契約なら、スクリーンショットやPDFで保存。
- 「旧居用」「新居用」でフォルダを分けておくと整理が簡単です。
- お客様番号を忘れて電話が長引く
- 名義が家族のままで手続きができない
- 新住所を「部屋番号抜き」で登録してしまい、開通できない
- 停止日と開始日を同じ日に設定せず、二重請求が発生
こうしたミスは、情報整理不足が原因です。特に「誰の名義で契約しているか」は、最初に確認しておきましょう。
【情報をまとめておくメリット】
- 各社への連絡がスムーズ
- 手続き漏れや二重請求を防止
- 家族と情報共有しやすい
- 引越し後の確認(領収書・検針票照合)が簡単
一度整理しておけば、今後の引越し時にも再利用でき、手間を大幅に減らせます。
停止日・開始日を引越し日と一致させる
ライフライン(電気・ガス・水道)の手続きを行う際、最も重要なのが「停止日」と「開始日」を引越し日と一致させることです。
この日付設定を間違えると、旧居・新居のどちらかで「光熱費の二重請求」や「当日使えない」などのトラブルが起こります。
ここでは、なぜ引越し日と一致させる必要があるのか、そして具体的にどう設定すれば良いのかを詳しく解説します。
1. 停止日・開始日を一致させる目的
ライフラインの「停止日」と「開始日」は、それぞれの契約(旧居と新居)の利用期間を区切る基準になります。
停止日を遅らせた場合
- 退去後も旧居の電気・ガス・水道が契約中のままになり、自分がいない期間の料金まで請求される。
- 次の入居者が利用を始めた場合でも、請求が旧契約者(あなた)に届く可能性がある。
開始日を遅らせた場合
- 引越し当日に電気がつかない、水が出ない、ガスが使えないという事態になる。
- 立ち会いが必要なガス開栓が遅れ、お湯が使えないまま数日過ごすことも。
このようなトラブルを防ぐためには、「停止日=退去日」「開始日=入居日」に設定するのが基本です。
2. 引越しスケジュールに合わせた設定方法
例:3月30日に引越す場合
| 種類 | 手続き対象 | 設定すべき日付 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 停止日 | 旧居(現住所) | 3月30日 | 退去当日に電気・ガス・水道を停止 |
| 開始日 | 新居 | 3月30日 | 入居当日に使用開始 |
これにより、引越し当日の朝まで旧居で使え、午後から新居で問題なく使用できます。
※実際には「旧居の停止時間」「新居の開通時間」をずらしておくと安心です。
旧居停止を午前、新居開始を午後に設定。
【電気・ガス・水道ごとの日付設定の注意点】
電気
- 停止日:退去当日まで利用可能に設定。
- 開始日:入居日(電気が必要な搬入日)に設定。
- スマートメーター設置物件では、遠隔操作で即日切り替え可能。
ガス
- 開栓には立ち会いが必要なため、入居日の午前中〜午後早めを予約。
- 停止は電話またはWebで可能。立ち会いが不要な場合が多い。
水道
- 停止日・開始日ともに引越し日に設定可能。
- 多くの自治体では立ち会い不要だが、遠方転居の場合は早めに申請を。
4. 引越し当日に確認しておくこと
ライフラインの開始手続きを済ませたら、入居当日に以下をチェックします。
- 電気:ブレーカーを上げて通電確認。
- 水道:蛇口を開けて水圧・濁りを確認。
- ガス:開栓後にお湯が出るか確認(ガス会社担当者が安全確認を実施)。
これらを当日中に行えば、「手続き済みなのに使えない」トラブルを早期発見できます。
【停止・開始日を間違えると起こるトラブル】
停止日を早く設定しすぎた場合
- 引越し準備中に電気や水道が止まる。
- 清掃や片付けができず、退去立ち会いに支障をきたす。
開始日を遅く設定した場合
- 搬入当日に照明が点かない。
- ガスが開通しておらず、シャワーや調理ができない。
両方の設定がズレた場合
- 旧居の光熱費と新居の光熱費を同時に支払う「二重請求」。
- ライフラインが使えない期間が発生する。
こうしたミスを防ぐためにも、手続き時に「引越し日」と照らし合わせて確認することが大切です。
【確認時のチェックリスト】
- 引越し日(搬出・搬入日)はいつか?
- 旧居の退去立ち会い時間は?
- 新居の入居(荷物搬入)開始時間は?
- ガス開栓の立ち会い可能時間は?
- 旧居・新居の停止/開始日が同日になっているか?
この5点を整理してから申請すると、手続きミスがほぼ防げます。
【日付設定を業者と共有する】
引越し業者、不動産会社、ライフライン各社の担当者に「引越し日・停止日・開始日」を明確に伝えることで、スケジュールのずれによるトラブルを防止できます。
また、ガス会社の立ち会い予約を早めに入れておくと、希望時間が取りやすくなります。
ガスの立ち会い予約を早めに行う
引越しで最も多いライフラインのトラブルが、「ガスの開栓が間に合わない」というものです。
電気や水道はインターネット手続きで即日対応できることが多いですが、ガスだけは安全上の理由で立ち会いが必須な場合があります。
「引越し当日からお湯が使えない」「コンロが点かない」などの不便を防ぐために、ガスの立ち会い予約はできるだけ早めに行うことが大切です。
1. なぜガスの開栓には立ち会いが必要なのか
ガスは、電気や水道と違って「火気を扱うライフライン」です。安全を確保するため、開栓時には必ず専門の作業員による点検・確認が行われます。
- ガス漏れがないかチェック
- ガス機器(コンロ・給湯器など)が正しく接続されているか確認
- 室内の換気設備が正常に作動するか
- ガスメーター・配管の安全点検
- 使用方法・緊急時の対応説明
この確認作業には、契約者本人または家族の立ち会いが原則として必要です。
2. 予約を早めに行うべき理由
(1)繁忙期は予約枠がすぐに埋まる
3〜4月や9月などの引越しシーズンには、ガス会社の開栓予約が非常に混み合います。「引越し当日の立ち会い予約が取れない」「最短でも翌日対応」と言われることも珍しくありません。
(2)予約は「希望日時」ではなく「空いている時間」になることが多い
多くのガス会社では「午前(9〜12時)」「午後(13〜17時)」のように、時間帯指定での予約になります。希望時間を選べないことが多いため、引越し日が決まった時点で最優先で予約しておくのが安心です。
(3)立ち会いがないとガスが使えない
ガスの開栓は、作業員が現場でメーターを開けて安全確認を行って初めて完了します。本人が不在の場合は作業が行えず、再訪予約になってしまうため、さらに数日遅れるケースもあります。
3. 予約のベストタイミング
- 引越しが決まったらすぐ(理想は2週間前)に予約を入れる。
- 遅くとも引越しの3〜5日前までには連絡しておく。
- 繁忙期や連休前後は、1週間以上前に申し込むのが安心。
このタイミングで申し込めば、希望日時で立ち会いができる可能性が高くなります。
4. 立ち会い予約時に伝えるべき情報
ガス会社に電話やWebで開栓予約を行う際は、次の情報を正確に伝えましょう。
- 契約者名(本人確認のため)
- 新住所(建物名・部屋番号まで)
- 引越し日(使用開始希望日)
- 立ち会い可能な時間帯
- 連絡先電話番号
- 給湯器・ガスコンロなどの機器の有無
- 支払い方法(口座振替・クレジットカード等)
これらを準備しておくと、電話1本でスムーズに予約が完了します。
【立ち会い当日の流れ】
ガスの立ち会いは、通常30分〜1時間ほどで完了します。立ち会い時の流れは以下の通りです。
- 作業員が到着し、身分証を提示
- ガスメーターを開けて配管内の漏れチェック
- 室内に入り、コンロや給湯器の点火確認
- 換気・警報器・安全装置の作動確認
- 使用方法・緊急時の連絡方法の説明
- 作業完了・契約書控えの受け渡し
※一人暮らしの場合は、引越し当日に自分が立ち会える時間を確実に確保しておきましょう。
【立ち会いができない場合の対処法】
どうしても立ち会えない場合は、以下の方法を検討してください。
- 家族・代理人に立ち会いを依頼(事前に委任状が必要な場合あり)
- 不動産管理会社を通して立ち会ってもらう
- 引越し翌日以降に再訪予約(ただし、その間はガスが使えません)
可能であれば、引越し当日は午前中にガス開栓を済ませ、午後から荷物の搬入を行うスケジュールが理想です。
- 立ち会い予約を忘れ、引越し当日にガスが使えなかった
- 予約したが時間帯を勘違いして立ち会えず、再訪になった
- プロパンガスと都市ガスを混同し、誤って別会社に連絡していた
- 機器(給湯器・コンロ)の接続が合わず、開栓できなかった
これらのトラブルはすべて、「早めの確認と連絡」で防ぐことができます。
新居のブレーカーや水道元栓の位置を事前に確認
引越しの際、ライフライン(電気・ガス・水道)の手続きが完了していても、現地で使えないというトラブルが起こることがあります。
その多くは、「ブレーカー」や「水道元栓」が閉じているだけ。という単純な原因です。
しかし、慣れない新居ではそれらの位置が分からず、夜になっても電気がつかない、水が出ないといった不便が発生します。
このようなトラブルを避けるためには、新居に入居する前に設備の位置と操作方法を確認しておくことがとても大切です。
1. なぜ事前確認が必要なのか
引越し当日は荷物搬入や掃除、ライフライン確認などで非常に慌ただしいです。もし「電気がつかない」「水が出ない」となったとき、すぐに対処できなければ
- 作業が中断する
- 夜間に照明が使えない
- トイレや洗面所が使えないなど、生活のスタートに大きな支障をきたします。
ブレーカーや元栓の場所を知っていれば、数秒で解決できることも多く、初日から快適に生活を始めるための必須チェック項目といえます。
2. ブレーカーの位置と確認方法
(1)ブレーカーとは
ブレーカーは、家全体の電気を管理・保護する装置で、通常は3つのスイッチ(主幹・漏電・分岐)で構成されています。
(2)よくある設置場所
- 玄関の上部(ドアを開けたすぐ上)
- 洗面所や脱衣所の壁面
- 台所やリビングの高い位置
- 集合住宅の場合は玄関の外(メーターボックス内)
入居前の内見や鍵の受け渡し時に、ブレーカーの位置を必ず確認しておきましょう。
(3)引越し当日の操作手順
- すべてのスイッチが「切(OFF)」になっていないか確認。
- 主幹ブレーカーを「入(ON)」にする。
- 分岐スイッチを順番にONにして、部屋の照明・コンセントが使えるか確認。
※一度に全部ONにすると過電流で落ちることがあるため、1つずつ確認するのがおすすめです。
【注意点】
- 長期間空室だった場合、ブレーカーが安全のためOFFになっていることが多いです。
- 通電しても電気が使えない場合は、電力会社の開通手続きが未完了の可能性があります。
3. 水道元栓の位 置と確認方法
(1)水道元栓とは
建物全体の水を供給・停止するためのバルブで、水漏れや凍結時の安全管理にも関わります。
(2)よくある設置場所
- 戸建て:玄関前の地面にある丸いフタの中(メーターボックス内)
- アパート・マンション:玄関横のパイプスペース(メーターボックス)内
- 一部物件:ベランダや外壁側に設置されている場合も
(3)引越し当日の操作手順
- メーターボックスのフタを開け、「水道メーター」と「バルブ」を確認。
- バルブが時計回り(閉)になっていたら、反時計回りにゆっくり回して開ける。
- 蛇口を開いて、水がスムーズに出るかを確認。
※強く開けすぎると故障や水漏れの原因になるため注意。
【注意点】
- 水が出ない原因は「元栓が閉まっている」「水道局の開始手続きが未完了」のどちらか。
- 冬場は凍結により一時的に水が出ない場合もあります。
4. ガスメーターや給湯器の位置も一緒に確認
ブレーカー・水道元栓とあわせて、ガスメーターや給湯器の位置もチェックしておきましょう。特にガスの開栓立ち会い時には、作業員がメーターにアクセスしやすい場所を案内する必要があります。
- ガスメーター:屋外の壁面や玄関横のメーターボックス内に設置。
- 給湯器:ベランダ・浴室外の壁面・玄関脇など。
【事前確認のタイミング】
以下のタイミングで確認しておくとスムーズです。
- 内見時:ブレーカー・元栓・メーターの位置を写真で記録。
- 契約前または鍵渡し時:不動産会社に場所を聞いておく。
- 引越し前日:夜間の作業に備えて懐中電灯も用意。
特に夜の入居や冬場の引越しでは、照明・水・お湯が使えないと非常に困るため、事前確認は必須です。
6. トラブル防止のためのチェックリスト
| 確認項目 | チェック内容 |
|---|---|
| ブレーカーの位置 | 玄関上・洗面所などにあるか確認 |
| ブレーカーの状態 | 主幹スイッチがOFFになっていないか |
| 水道元栓の位置 | 地面のフタ/メーターボックス内などを確認 |
| 元栓の状態 | バルブが閉じていないか確認 |
| 給湯器・ガスメーター | 屋外の設置場所を把握しておく |
| 夜間照明 | 懐中電灯を準備(夜入居時に役立つ) |
引越し当日には、すぐに通電・通水・ガスの確認を行う
引越しのライフライン手続きをすべて完了していても、実際に新居で電気・水道・ガスが「使える状態」になっているとは限りません。
特に引越し当日は、荷物の搬入や掃除、ガスの立ち会いなどで時間に追われるため、入居後すぐに通電・通水・ガスの確認を行うことが非常に重要です。
ここでは、引越し当日にどのような手順でライフラインを確認すべきか、詳しく解説します。
1. 通電(電気)を確認する
(1)まずはブレーカーを上げる
- 新居のブレーカーが「OFF」になっている場合があります。
- ブレーカーを「ON」にして、部屋の照明・コンセントが使えるか確認します。
ブレーカーの位置は玄関上部、洗面所、または玄関外のメーターボックス内にあることが多いです。
(2)照明・家電の動作を確認
- 照明のスイッチを入れて点灯するか
- コンセントにスマホ充電器を挿して電気が流れているか
- 冷蔵庫や洗濯機などが正常に稼働するか
通電が確認できれば、電気の手続きは完了しています。電気がつかない場合は、次の原因が考えられます。
- ブレーカーが落ちている
- 電力会社の開通手続きが完了していない
- メーターが古く、遠隔開通に対応していない
この場合は、契約している電力会社にすぐ連絡しましょう。
2. 通水(水道)を確認する
(1)元栓が閉じていないか確認
- 元栓が閉まっていると、水が出ません。
- 玄関横や地面のメーターボックス内のバルブを「反時計回り」に回して開けましょう。
(2)水の出方をチェック
- キッチン、洗面所、浴室、トイレなど、すべての蛇口を開けて確認。
- 最初は空気が混ざって「ゴボゴボ」と音がしたり、白濁した水が出る場合がありますが、数分で安定します。
(3)問題がある場合の対処
- 全く水が出ない場合は、水道局での「開始手続き」が未完了の可能性があります。
- 元栓が閉まっていないか、再度確認。
- 水漏れや異臭がある場合は、すぐに管理会社か水道局へ連絡します。
3. ガス(開栓)を確認する
(1)立ち会いが必要な場合
都市ガスでは、作業員による開栓作業と安全点検が必要です。その際、契約者本人または代理人の立ち会いが求められます。作業では次の確認を行います。
- ガスメーター開栓
- 配管・機器の漏れチェック
- 給湯器やコンロの点火確認
- 換気・警報器の作動確認
完了後に「使用開始証明書」が渡されます。
(2)自分で確認できるポイント(プロパンガスなど)
プロパンガス(LPガス)の場合は、ガスボンベのバルブが閉まっているケースもあります。
- バルブを少しずつ開けて(反時計回り)通ガスを確認。
- コンロを点火して火がつくか、お湯が出るかをチェック。
※無理に開けず、不明な場合は業者に連絡を。
4. なぜ「すぐに確認」するのが大切なのか
引越し当日は、すぐにライフラインを使う場面が多くあります。
- 荷解きや掃除に電気・水が必要
- シャワーや食事の準備でガスが必要
- 夜になって照明が点かないと作業ができない
また、もし不具合があっても、当日中に確認すれば「手続きミス」や「開通遅れ」にすぐ対応できます。翌日以降に気づくと、業者の再訪が遅れ、数日間不便な生活を強いられることもあります。
【引越し当日のチェック手順まとめ】
以下の流れで確認すれば、短時間でライフラインの動作確認が可能です。
ステップ1:電気
- ブレーカーをONにする
- 照明・家電が動作するか確認
ステップ2:水道
- 水道元栓を開ける
- 全蛇口・トイレの通水を確認
ステップ3:ガス
- 開栓立ち会いを実施
- コンロ・給湯器の点火確認
これらがすべて問題なく動作すれば、新生活のスタート準備は完了です。
5. トラブルがあった場合の連絡先
| トラブル内容 | 連絡先 |
|---|---|
| 電気がつかない | 契約中の電力会社(検針票またはマイページに記載) |
| 水が出ない | 新住所を管轄する水道局 |
| ガスが使えない | 契約ガス会社(立ち会い予約先) |
| 給湯器・コンロの不具合 | 管理会社またはガス会社へ連絡 |
電話連絡の際には、「住所」「契約者名」「使用開始希望日」を伝えるとスムーズです。
【チェック後にやっておくべきこと】
- メーターの動作(電気・水道・ガス)を確認し、漏れがないか見る
- 旧居の停止手続き分も再確認し、二重請求を防ぐ
- 各ライフラインの検針票・確認書類を保管しておく
この一連の作業を当日に済ませておくことで、安心して生活を始められます。
|